悩んでいる人
大学生の部活をやめようと思っているけど、本当にやめていいか分からない。
どうやってやめればいいのか、わからない。
大学の部活をやめたい人の中には、こんなふうに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
大学の部活をやめるというのは、重い決断であるがゆえにどうするべきか迷ってしまいますよね。しかし、部活をやめることによって今まで見えていたキャンパスライフが一変する場合もあります。
そこで、この記事では部活をやめるべき人の特徴から、部活をやめるメリット・デメリット、部活をやめた後のことまで詳しく解説していきます。
「大学の部活をやめるかどうか」は非常に悩むものですが、この記事を読めば自分がどうするべきか、部活をやめたらどうなるのかが、具体的に分かるようになるはずです。ぜひご一読ください。
✔記事の信頼性
私はスポーツ推薦で大学に入学しましたが、入部後およそ半年で部活を辞めました。今回は、その時の体験をもとにお話しします。
大学の部活をやめるメリット

時間が増える
部活を辞めると必然的に時間が増えます。
部活は、1日中拘束されてしまうことや長期休暇でも部活により行動が制限されてしまうことがありますよね。
部活をやめると、そのような拘束時間がなくなるため、以下のような他の活動に時間を当てられるようになります。
- 勉強などの自己投資
- 趣味
- アルバイト
- 旅行
- 長期インターン
特に、旅行や長期インターンなどは多くの時間が必要になるため、部活と並行して行うのが困難です。
「部活以外にやりたいことがあるけど、時間がなくてそれができない」という方は、思い切って部活を辞めてみると、大学生活をより充実させられるかもしれません。
関わる人を選べるようになる
部活を辞めると、自分の興味がある分野の人たちと交流する機会を増やせます。部活をしていると、どうしても部員と行動する時間が増えがちです。もちろん、気の合う仲間たちと過ごすのは悪いことではありません。
しかし、部活をこなしつつ、興味をもつ分野の知識や経験を得るのは困難です。
現代ではインターネットなどで情報を得ることもできます。しかし、インターネットで情報を得るのと実際に体験するのとでは、情報量に差が生まれてしまうことは明白です。
精神的負担が軽減される
部活での精神的負担の要因は人それぞれですよね。
ありがちな要因としては、以下のものが挙げられます。
- 人間関係がうまくいかない
- 部活での拘束時間が長い
- そもそも部活自体が楽しくない
悩みの大きさに個人差はありますが、悩みを放置すると大学生活を棒に振ってしまいかねません。
部活を辞めることは悪いことではありません。最も良くないことは「マイナスな気持ちをもちながら、なんとなく部活を続けること」です。
悩みが解決できない場合は、思い切って部活をやめることも一つの手だと思います。
支出が減る
部活を4年間続ける場合、かなりの支出が発生します。
- 部費
- 遠征費や移動に伴う交通費
- 競技用具代(シューズ、ユニフォーム、ラケットなど)
- 合宿費
など、思いつくだけでもかなりの費用がかかりますよね。
部活以上に情熱を捧げることがある場合は、それにお金を投資した方が有意義でしょう。
大学の部活を辞めるデメリット

部活をやめるデメリットは以下の2つです。
- 人間関係が悪化しかねない
- 生活リズムが崩れかねない
この2つについて詳しく解説していきたいと思います。
人間関係が悪化しかねない
たいていの人は、辞めた人間に対して理解を示すもしくは、無関心です。
しかし、中には辞めたことに対して怒りの感情などを持つ人もいます。部活を辞めたあとも学校内で部員と会うことはありますが、部活を辞めることは悪いことではないので、特に気にする必要はありません。
自分に害を与えてくる人は無視して、自分が必要とする人やお互いに高め合える人と付き合いましょう。
生活リズムを崩しかねない
部活を辞めると、休日が多くなるため生活リズムを崩しやすくなります。
実際、私も部活をやめたあと、運動や外出の頻度が減少したり、睡眠リズムが悪化したりして生活リズムを崩しました。
生活リズムを崩さず、健康に過ごすには以下のような対策が必要です。
- 会員制のジムに入会する
- 用事を午前中にいれる
このように意志で動くのではなく、やらざるを得ない環境を自分でつくるのが生活リズムを整えるとき重要になります。
大学の部活を辞めるべき人

部活がストレスになっている人
入部当初、4年間頑張ろうという強い意志を持っていたとしても、部活そのものがストレスになってしまった場合は、部活を辞めるべきです。
大学生は人生の夏休みと謳われるほど自由な時間がたくさんあります。大学の4年間は貴重な時間なので、せめてその期間くらいは最高に楽しく有意義な時間を過ごしたいですよね。
したがって、あなたが部活で楽しく有意義な時間を過ごせていない、むしろストレスを感じているのであれば、すぐに部活を辞めるべきでしょう。
他にやりたいことがある人
部活以上に熱を注げるものがある場合は、自分の気持ちを押し殺さず挑戦するべきです。
時が経つにつれ、やりたいことや考えることが変化することもあるでしょう。例えば、「大学生活のすべてをサッカーに捧げるつもりでサッカー部へ入ったけど、1年後、本気で音楽活動をしたくなった」などです。
一度入部した部活を投げやりに辞めることは望ましくありませんが、
挑戦しなければ、のちのち後悔することになりますし、モヤモヤした気持ちを抱えながら部活を続けても、その先に充実した大学生活は待っていません。
ときには、大学の貴重な時間をより有意義にするために、過去の決意を曲げることも重要です。
部活に熱中できない人
部活に熱中できない人が、心から部活を楽しむのは不可能です。
逆に、熱中したことはどんなことよりも楽しめます。熱中して一生懸命頑張ったら、その分結果が出たときの嬉しさが増しますし、結果までのプロセスでも充実感が湧きますよね。
今いる部活に熱中できなかった場合は、別の熱中できるものを模索したほうが大学生活を楽しむ上では合理的です。
一度きりの大学生活、どうせやるなら自分が熱中できるものに時間を使うことをおすすめします。
大学の部活を辞めるべきでない人

問題に対してできる限りの改善策をとっていない人は、まだ部活をやめるべきではありません。
「人間関係で悩んでいる人は、相手や監督としっかり意見を交わしたか。」
「時間がない人は、最大限時間を作る努力をしたか。」
「やりたいことがある人は、まず部活と並行してやってみたか。」
あなたは、やるべきことをやる前に部活を辞めようとしていませんか?今抱えている問題を解決できないと決めつけていませんか?
結論として辞めることになっても、やるべきことをやったあとなら、自分の判断に自信を持つことができます。
また、改善しようとすることで部活を継続する選択肢も見えてくるかもしれません。
大学の部活をやめるときの伝え方

どうやって伝えるか
部活を辞めることを伝える方法として、3つの選択肢があります
- 直接言う
- 電話
- メールやLINE
これらの方法の中で最も適切な方法は「直接言う」です。
直接言うことは勇気が必要ですが、その他の方法と比べて表情や態度により気持ちが伝わりやすくなります。
部活をやめることは重要な話のため、電話やメールで伝えたとしても直接会って話をしようとなる可能性が高いです。
その点なども考慮して直接言うことをおすすめします。
伝えるときのポイント
部活を辞めると伝えるときのポイントとして、「事前に内容の準備をする」ということが挙げられます。
実際、辞めることを口にするとき、緊張や不安などで思っていることをうまく話せない可能性があるからです。
内容で抑えるべき点として以下の2つが挙げられます。
- 辞める理由・原因
- 原因改善のためにつくしたこと
上記の内容さえ押さえておけば、必要最低限の情報は伝わります。また、辞める意思の固さや説得力を上げられるため、確実に辞めたいときには有効です。
大学の部活をやめたことは就活に影響する?

部活をやめたことが就活に悪影響を及ぼすことはありません。
課外活動内容の欄に「特になし」と記入すれば、なにも聞かれることなくスルーされる場合もあります。
しかし、自分を偽った内定を心から喜ぶことができるでしょうか?最悪の場合は部活経歴を詐称していたことがばれてしまうことも考えられます。
企業が求めているものは、部活をしていた経歴ではなく「活動を通じて何を学んで成長したか」です。
辞めた後の行動次第では、部活を辞めたことが功を奏して自分の成長につながったというプラスのエピソードに転換することもできます。
面接では、部活を辞めたことを自己PRに活用できると良いでしょう。そのためには、部活を辞めたあと就活でPRできる知識やスキルを身に着けておくことが重要だと言えます。
具体的な知識やスキルは次の見出しで紹介しています。
大学の部活を辞めたあと何をすべきか

スキルや知識を身につける
スキルや知識を身に着けることは将来の選択肢の幅を広げます。
具体的なものをいくつか紹介します。
- ライティング
- プログラミング
- ビジネスマナー
- 読書
現代はインターネットでかんたんに情報を集められるので、気になるものがあれば詳しく調べてみるといいでしょう。
▼大学生がプログラミングを学ぶべき理由

▼おすすめの自己啓発本5選

自分を見つめなおす
部活をやめると自由な時間が多くなります。自由な時間を使い新たな挑戦をはじめる人もいるでしょう。
新しいことに挑戦するのを目的として部活を辞めた人以外は、新たな選択をする場面が訪れます。自分を見つめ直すことで、次の選択を有意義なものにできるはずです。
また、なぜ自分が部活を辞めることになったのかを深く考えることで、新たな挑戦をするとき、前回と同じで辞める羽目にならないかきちんと考察できるようにもなります。
そのため次に挑戦することは、より継続しやすくなるでしょう。
新しいことに挑戦する
自分を見つめ直したあとは、興味のあることに対して積極的にチャレンジするのがおすすめです。新しいことに挑戦すれば、充実感が増したり、視野やコミュニティが広がったりします。
まずは、些細なことでもいいので、まず行動することが重要です。
例えば、以下のような行動があります。
- 海外に行く
- 長期インターンを始める
- ボランティアに参加する
小さなことでも構いません。やりたいことが思いついたら、どうやったらやりたいことをやれるのか考え、行動することが重要です。
▼長期インターンのメリット・デメリット

まとめ

今回は、「部活をやめるか迷っている大学生の方へ伝えたいこと」というテーマでした。
私は、部活は楽しみながらするべきものだと考えています。楽しみ方は人それぞれですが、もしつらいことがあり改善できないようなら逃げてもいいと思います。
この記事を読んでくださった方が、部活を続ける・辞めるどちらの選択をとっても、考え決断したことに価値があるので胸を張ってください!
今回は以上です。