こんにちは、大学生ブロガーのうしです!
- 大学で単位を落としたらどうなるのかな
- 単位を落としてしまって留年するか心配
- 必修科目の単位を落とすとどうなるのかな
大学生やこれから大学生になる方の中には、このようなことを思っている方も多いのではないでしょうか?
大学生にとって単位を落とすことは最も避けたいことの1つでもあります。しかし単位を落とすことは、そこまで珍しいことではありません。
そこで今回は、「大学生が単位を落としたらどうなるのか」というテーマで詳しく解説してきます。
この記事を読めば、単位を落としたらどうなるのか、単位を落とした後の対処法、単位を落とさないコツなどが分かるようになるはずです!
この記事を書いている僕は現在大学2年生です。ここまでフル単で80単位を取得しました。
また、周りに単位を落としている人もいるので、今回は単位を落としやすい人の特徴も合わせて紹介します。
▼そもそも大学の単位について詳しく知らない方はこちら

「単位を落とす」とは?

単位を落とすとは、『学期末に通知される成績が「D」「F」「不可」だった』ということです。
卒業するためには、各学校で決められた単位数を取得しなければなりません。そのため、単位を落としすぎると卒業できなくなったり、進級できなくなったりします。
単位を落とす基準
単位を落とす基準点は「60点未満」です。試験や出席日数、課題のでき、平常点などの要素がこの点数に影響します。
どの要素を重視するかは教授や授業によってさまざまです。
例えば、「試験60%、出席20%、課題提出20%」の場合もあれば「試験100%」の授業もあります。
いずれにせよ、パーセンテージの合計が60点を下回れば単位はもらえません。
場合によっては追試や再試験という形で、もう一度単位を取得するチャンスもありますが、基本的には1回で基準を満たすことがベストです。
単位を落とす大学生の割合
大学生で単位を落とす人の割合はどのくらいか知っていますか?
マイナビの調査によると、大学生で単位を落としたことがある人の割合は25%以上という結果でした。
つまり、大学生のうち4人に1人は単位を落とすということです。
個人的には「思ったよりも少ないな」という印象ですね。

出典:マイナビ 学生の窓口
単位を落としたらどうなるのか

必修科目を落とした場合
必修科目を落とした場合、卒業や進級に影響する可能性があります。
たとえ卒業するために必要な単位数を取得していたとしても、必修科目を1つでも取り切れなかった場合、卒業できません。
また、必修科目を落としすぎると進級できない場合もあります。大学によっては、年次で取得するべき必修単位数が決められているので、その基準だけは超えないようにしましょう。
ただ、卒業・進級するまでに再履修して単位をとれば留年の心配はありませんし、科目によっては再試験や追試などで単位を取るチャンスもあります。
ちなみに稀なケースですが、必修の再履修が進級後の必修科目の時限と被った場合は落とした必修科目の再履修はできません。
必修科目以外を落とした場合
必修科目以外の単位を落とした場合は、他の科目で単位を回収すれば問題ありません。
しかし、各大学で進級・卒業するために必要な単位数が決められているため単位を落としすぎると留年する可能性があります。
少しなら単位を落としても大丈夫ですが、後々苦労しないためにも、できるだけフル単を目指すのがベストです。
単位を落としてしまう理由
単位を落としたらどうなるか分かったところで、ここからは単位を落としてしまう理由について紹介します。
単位を落としてしまう理由は以下の4つです。
出席日数が足りなかった
ほとんど場合、3分の2以上授業に出席しなければ単位はもらえません。
ただし、評価基準が試験100%の場合などは例外です。
試験を受けなかった
病欠や寝坊などで試験を受けられなかった場合、単位はもらえません。
遅刻なら、試験を受けられる可能性は高いでしょう。時間が限られますが。
評価の点数が60点未満
前述でもあった通り、試験や出席日数、課題のでき、平常点などの合計が60点未満だと単位はもらえません。
他人のレポート・論文の盗用・剽窃
友達のレポート内容を盗作・剽窃したとみなされた場合、不正行為となりレポートを見た側も見せた側も単位はもらえません。
基本的には、「出席日数の不足」と「評価の点数不足」が単位を落とす主な原因です。
つまり、きちんと出席して、ある程度真面目に勉強すれば単位を落とすことはほとんどありません。
単位を落としたら分かる5つのデメリット
留年の可能性がある
前述でもあった通り、単位は落としすぎると卒業単位が足りず留年する可能性があります。
留年すると学費も余計に払うことになりますし、周りにもネガティブなイメージを持たれるので絶対に避けなければなりません。
2年生後期の取得単位の目安は以下のとおりです。
- 80単位以上:留年する可能性は限りなく低い
- 約70単位:少し留年の可能性あり
- 約60単位:かなり頑張らなければ留年する
- 約50単位:上限いっぱい履修してフル単でないと留年する
- 40単位以下:留年確定レベル
時間の余裕がなくなる
単位を落とした場合、他の科目で落とした分の単位を回収する必要があります。
つまり「単位を落とす=時間の余裕がなくなる」ということです。
1科目落とすごとに1,360分(90分の授業×15)もの時間が奪われます。
単位を落として時間の余裕がなくなると、次第に友達と予定が合わなくなったり、就活やアルバイトに割く時間が減ったりします。
せっかくの大学生活をムダにしないためにも、単位はなるべく落とさないようにしましょう。
同じ授業に友達がいないことがある
単位を落とすと、同じ授業に友達がいなくなる可能性があります。
例えば、1年の必修単位を落とした場合、次の年次で後輩に混じって授業を受けなければなりません(もしくは落単組のクラスで授業)。
後輩と授業を受けるのは気まずい感じにもなるので、必修科目は確実に1回目で単位を取得しましょう。
履修登録の自由度が減る
単位を落とすと、再履修の時限が受けたかった授業と被ってしまったり、予定より多く履修登録しなければならなかったりします。
再履修で時間割の多くが埋まった場合、楽に単位をとれる授業の機会損失にもなるため、さらに単位を落としやすくなるでしょう。
就活に影響を及ぼす
落単や留年の事実が就活に影響することはほとんどありません。
ただ、面接で「なぜ留年したのか」「どう軌道修正したのか」という部分を聞かれる可能性はあるので、人事の評価を下げない明確な回答を用意する必要があります。
ちなみに、単位を落としたことによるGPAの低下は就活の評価に影響を及ぼしかねません。また「再履修で就活に時間が取れず十分な対策ができない」などの場合もあるでしょう。
就活への影響を踏まえても、単位はなるべく落とさないようにするべきです。
単位を落としやすい大学生の特徴

単位を落としやすい人には以下の特徴があります。
もしあなたが、下記の特徴にいくつか当てはまってた場合、落単の可能性はかなり高いと言えます。
大学は勉強する場所です。一度自分の考えや行動を見直してみると良いかもしれません。
講義に来ない人
朝が寝坊して1・2限に来れず、出席数不足で単位を落とす人が多い印象です。
「気づいたら出席足りてなかった」みたいなことは、割とあるあるだと思います。
勉強の優先順位が低い人
「アルバイト」「部活・サークル」「インターン」など、勉強以外に力をいれていることがある人は、勉強時間が足りず落単しがちです。
キャパオーバーで単位を落とした人は、どれかを切り捨てる勇気も必要です。
単位を落とすことに危機感を持っていない人
「周りが単位を落としまくっている」という人は、単位を落とすことが当たり前になるかもしれません。
単位を落としたら時間やお金を無駄にすることを自覚しましょう。
単位取得を甘く見ている人
大学の授業を甘く見て、簡単に単位を取れると思っている人ほど落単しがちです。ある程度努力しなければ単位は取れません。
勉強が不得意な方は友人に勉強を教えてもらう、教授に質問するなど工夫しましょう。
情報が少ない人
単位を取りやすい授業や、過去問などの情報を持っていない人は、単位を落とす可能性があります。ただ、情報がなくてもきちんと努力すれば問題ありません。
コミュ力の高い、いわゆる陽キャみたいな人の方が案外単位を落とさないのは、情報があるからなんですよね。
単位を落とした場合どうするべきか

教授に救済措置があるか質問する
ほとんど可能性はありませんが、教授に救済措置があるか聞いてみるのも1つの手段です。
特に4年生で留年しそうな人などは、トライする価値があるでしょう。
もしかすると、出席回数の不足をなんとかしてくれたり、追加のレポート提出で単位をもらえたりするかもしれません。
また、生徒の態度によって教授の判断が変わる可能性もあるため、頼み方や交渉の仕方について事前に準備しておくことをおすすめします。
なぜ単位を落としたのか知る
落単した場合、まずは単位を落とした理由を分析しましょう。
「出席日数が足りなかった」「試験勉強をしなかった」「課題を提出しそびれた」など、落単の理由を知れば反省して次に活かせます。
考えても単位を落とした理由が分からないときは、勇気を持って教授になぜ落単したのか聞いてみると良いでしょう。
実際に聞いてみると明確に落単の理由を知れますし、ひょっとしたら教授が採点ミスをしているかもしれません。
落とした単位を回収する
「必修科目は再履修する」「必修以外の科目は他の単位でカバーする」
シンプルですが、これが最適です。
先ほど述べた「なぜ単位を落としたのか知る」というプロセスを加えることで、さらに単位を回収しやすくなるでしょう。
単位を落とさないようにする方法

これまで記事を見てきた方は、単位を落とすことがどれだけ悪い影響を及ぼすか分かったかと思います。
では、単位を落とさないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
ここからは、単位を落とさないようにする5つの方法をご紹介します。
とにかく出席する
とにかく3分の2以上出席しましょう。
朝が弱い方は、1限の授業を取らないようにするといった履修面での工夫も重要です。
友だちと協力する
友だちとノートやプリントを見せ合ったり、分からない箇所を教えてもらったりすることで、落単の可能性は大きく減少します。
講義に友達がいない場合は、教授に分からないところを質問してみましょう。
シラバスをきちんと見る
シラバスには授業内容やの評価基準が書いてあります。
シラバスを見て単位が取れそうか事前に判断すると落単のリスクを減らせるでしょう。
個人的には、テストではなくレポートを課題にする授業の方が単位を落としにくいと思います。
単位が取りやすい授業を履修する
同じ学部の先輩は高確率で、単位の取りやすい授業を知っています。
中には、ほぼ100%単位をくれる先生もいるので積極的に授業の情報を集めると良いでしょう。
試験の過去問をもらう
教授の中には、毎年試験の内容を変えない人もいます。その場合、過去問さえ覚えれば単位を取得できます。
同じ学部の先輩などに聞いてみると良いでしょう。
コロナで単位は落としやすくなった?

新型コロナウイルスの影響で、多くの大学がオンライン授業になりましたが、それは単位取得に、どのような影響をもたらしたのでしょうか?
結論から述べると、単位は落としにくくなりました。
その理由は3つあります。
授業に出やすくなった
大学に行く必要がなくなったので、欠席や遅刻のリスクが大幅に減りました。
そのため、自ずと単位も取りやすくなったと思います。
ただ、オンデマンド形式(録画していつでも見れる)だと、逆にサボってしまうので注意が必要です。
プリントがデジタル化した
授業のプリントがパソコンで管理できるようになったため、欠席しても板書を取らなくても授業内容が見返せるようになりました。
また、プリントを無くすリスクもありません。
テストがなくなった
テストの代わりにレポート課題が課されるようになりました。
そのため、授業内容を隅々まで覚えなくても単位が取れるようになりました。
このように、オンライン授業は単位を落としにくい環境にあります。
単位を落としがちな方は、今の時期に取れるだけ単位を取っておくと良いでしょう。
▼オンライン授業のメリット・デメリットとは?

まとめ

今回は、「大学の単位を落としたらどうなるのか?」というテーマでした。
いかがだったでしょうか?
単位を落とすと大学生活を十分に謳歌できなくなりますし、最悪留年する可能性もあります。
楽しい大学生活を送るためにも、極力単位は落とさないようにしましょう!
この記事を読んで、単位を落とすことに危機感を持ち、今後のアクションに繋げてもらえると幸いです。
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